口腔に対する関心は高まりつつあり、80歳で自分の歯が20本以上残っている方は半数を超えています。
しかし口腔疾患や口腔機能低下などにより、日常生活に支障をきたしている方は多くいます。
歯科疾患の予防処置、歯科診療の補助、口腔保健指導を業務とする歯科衛生士の需要は以前にも増して高く、心身の健康や健康に関わる課題を把握し、多職種との連携をとりながら、質の高い活動を推進する能力が求められています。
当専攻では、健康行動科学専攻及び検査技術科学専攻と共に、共通基盤である生命科学を学び、広い視点から健康を追求する中で、口腔領域から健康を推進するプロフェッショナルを育成します。
カリキュラムは、社会のニーズに対応できるよう、口腔疾患への理解と口腔保健活動に関する科目を柱とした専門科目を配置して、高度な口腔保健活動の推進を図っています。
臨地・臨床実習では歯科診療施設から小学校、障害者施設等、多様な機関で実習を行い、実践能力の向上を目指します。
健康は、運動・食事・休養の3要素から成り立っています。多くの人が自身の健康状態について「ふつう」と思っています。これらの3要素のバランスを取りながら改善し、「ふつう」を「よい」と思えるようにすることは大事です。
健康開発学科は、科学的な根拠と人間の行動に注目して健康を科学する「健康行動科学専攻」、さまざまな生体情報を基に健康を科学する「検査技術科学専攻」、全身の健康の基礎である口腔から健康を科学する「口腔保健科学専攻」の3専攻からなります。
各専攻では、それぞれ特徴のあるアプローチにより健康づくりのための学びを進めます。「健康づくりを通して世の中の人を幸せにしたい」そのような思いを持つ受験生の皆さんをお待ちしています。
口腔保健科学専攻では、国家資格である歯科衛生士の養成を行っています。歯科衛生士は、歯科医師とともに歯科保健医療の担い手です。その業務は歯科診療の補助だけではなく、予防処置や保健指導にも及んでいます。また本学では、歯科衛生士以外に看護師、理学療法士、作業療法士などの医療職や、社会福祉士や保育士などの福祉職の養成も行っており、他職種との連携教育にも力を注いでいます。口の健康は全身の健康にも繋がります。
口から全身の健康を考える歯科衛生士になりませんか。
さらに本専攻では、選択科目履修によって、学校歯科保健に強い養護教諭の育成も行っています。
受験生の皆さん、本専攻で一緒に勉強していきませんか。